HPキーボードの特徴
HPのリベットタイプキーボード(以下参照)の文字入力に関しての問合せが多いので少し説明しておきます。
HPの全機種に該当しますが、コネクターの僅かなズレや静電気等で入力不具合がありますが、これはHPの特徴でもあります。
キーボードの入力信号はマザーボードの接点から送られた信号を回路が検知してwindowsに渡す仕組みで文字が画面にでます。
回路はある一定のキーのグループに纏められていますので規則性のある入力障害は下記の原因です。
1,回路の不良(ハード不良)
2,マザーボードの接点異常(水濡れでの腐食、静電気など)
3,マザーボードコネクター部に付着するホコリなど
この3点です。
こういう現象はメーカーPCの場合、多い機種、少ない機種があります。
一言で言えば複雑な回路か?そうでないか?になります。
複雑になれば、当然接点数も多くなり、回路も複雑になります。
入力信号を速めたり、ファンクションキーの組み合わせでいろいろなことができる設定などがこれに当たります。
HPはファンクションでショートカットするキーボードが多いので、トラブルも多いということになります。
入力トラブル
例えばdynabook社で多いのがdynabook R63シリーズのキーボードです。
これはキーボードケーブル一本にアキュポイントなどの回路も含めているため、キーボードの回路が狭いケーブルにも関わらず、より狭い接点になってしまっているためです。
これはケーブル接点を調整する(何回か付け直し)だけで改善できます。
対処方法
今までの説明でもご理解頂けたと思いますが、ケーブルの接点は非常にデリケートということです。そもそも論で言えば、PCメーカーのノートパソコン修理はサービスマンが原則です。
つまりサービスマンはそういう機種の特性を理解しています。
HPのサービスマンであれば接点が凝縮されていますので、コネクターにホコリなどがあれば直ちに異常があるなど、コネクター部のホコリをエアーで除去して入れ直すなどの対策を知っています。
また、コネクター部は静電気に弱いので静電気を除去する対策は必須です。
ケーブル設置に関しても機種ごとにケーブル挿入方法も異なりますのでマニュアル化されています。セルフリペアの場合はコネクターを最初に写真撮影するなどの準備も成功に至る重要な要素です。
最後に
いろいろ説明しましたが、そうは言っても機械ものですので、どんなものでも不良はあります。
ただ、パソコンは家電品とは違い複雑な設計になっていますので、セルフリペアが一般化されたとは言え、精密機械には変わりありません。
ホコリや熱、静電気に非常に弱いので、自分でその対策をしましょう。