奇妙なトラブル
メーカーノートPCの実験ブログや修理、改善、実験動画などを配信しているといろいろなことが解ってきます。
何より凄いのが部品などを販売するようになるとその問合せの数に驚きます。
そこで実験用のPCをヤフオクなどで入手して、構造を調べているとそれが面白いように解ってくるのも事実なのです。
特に最近多いのが「奇妙なトラブル」です。
奇妙なトラブルと言うのは「これって単なる故障?」と言うものです。
私が最初に思い出すのが「東芝コスミオの液晶問題」や「dynabook Tシリーズ ヒンジ破損トラブル」です。
当時「コスミオ ジャンク」などのワードでヤフーオークションで検索すると出るわ出るわ!液晶の線が入ったものが大量にジャンク出品されているのです。
あれ異様な光景でしたね。
早速その1台を落札し、その製造番号でメーカーに問合せすると既に修理キャンセルされたものでした。
修理費用があまりにも高額(9万~10万)なため修理キャンセルをし、それがジャンク市場に出回っているということです。
こんなことはどのメーカーも起こっています。
こういう奇妙なトラブルは問合わがあり「これはリコールじゃないんですか?」などの聞かれますが、どんなに大量にジャンク出品されても「リコール」にはなりません。
リコールは生命に関わるトラブルの時に出すものですから、単なる使用上のトラブルではなかなかでません。
液晶に線が入っても人の生命が脅かされるということはないですからね(笑)
最近のリコールと言えば東芝がバッテリー発火問題やACアダプター不良などのリコールをしましたが、電源系統は火災のリスクがあるから直ぐにでます。
メーカーも慎重ですね。
中古購入のリスク
そう考えると、中古購入もややリスクがあります。
いつそういうトラブルに見舞われるか?を考えると中古機も良く吟味して購入しなければならないのだと思います。
例えば、最近聞くのが「HP Dragonfly G1 G2のEnterキー陥没トラブル」です。
使っているとエンターキーが陥没するという事象が多いので、仮に正常な中古機を買っても直ぐに陥没する可能性もあるということになります。
「dynabook G83 シリーズのバッテリー充電不可トラブル」も同様ですが、バッテリーが充電しないというトラブルは致命傷です。
私も先日突然充電しなくなりました。
モバイルPCでバッテリーが使えないということはタイヤが無い車同様に意味がないです。
これも突然襲ってくるトラブルですので、どんなに良い条件のPCを買ってもそれが曰く付きの機種だったら安物買いの銭失いになります。
先ずは中古を買うのであればヤフーオークションでその機種を検索し、ジャンクが多い機種なのか?少ない機種なのか?を調べた方が良いです。
これは堀江氏が良くいう「情報の民主化」のメリットでもありSNS時代の特典でしょう。
お得な機種ほど何か裏があると思った方が良い時代でもありますからね。
以上