互換部品を探す
先日メキシコ在住の方からキーボードのパンタグラフが破損した相談を受けました。
詳細聞いてみると現地で修理できないらしく困っているみたいです。
早速、機種等を聞いてみるとLenovo ThinkPad X1 Carbon Gen7(7th)とのことです。
一般的にはLenovoやHPなどのような海外メーカーはグローバル展開しているように思いがちですが、日本語モデルのPCの修理に関してはどの国でも受けることができないのです。
これ意外ですが、dynabook社に関してもILW(International Limited Warranty:国際限定保証)がありながら海外修理できないのです。
国内メーカーはどこも同じなのです。
ここは海外で使う利用者は良く理解しなければなりません。
全世界で考えると日本語PCを海外で修理できるメーカーなど無いと思います。修理できても全て日本に送られて修理すると思いますよ。
ですから当ショップにも海外からの部品の相談が意外と多いです。
結論から言うと今回のモデルは当ショップに取り扱いが無かったのですが、チャレンジリペア(だめ元自分修理)してもらった結果、成功しました。
通常通りキーボードで入力できたとのことで連絡頂いています。
これがリペア(パンタグラフ&キートップ修理)が終わった状態です。間違い探しのようですが、よく見ると解ります。
アップにすると分かります。
そうです、破損個所は左下の「Oら」です。
ちょっとキートップの形状が違うのですが、入力は充分可能です。
これは二代目dynabook G83/HS シリーズの部品を使いました。パンタグラフが同じであれば、キートップも使えます(形状が異なりますが。。)
互換探し
同メーカーでの互換は極まれにありますが、メーカーを超える成功率が滅多にありません。
今回はLenovoの中に互換部品はありませんでしたが、特徴あるパンタグラフだったので、直ぐに分かりました。
海外からメールで送られてきた資料は下記です。
こういう風に詳しく送って頂くとより確率が上がりますし、こちらも探し易いです。
恐らく、キーボード製造業者が同じだったのでしょう。
ですから、海外の方は諦めずにセルフリペアを実施してみましょう!
以上